ヘビからの贈り物①
2010年 06月 19日
コンクリートで舗装された道のど真ん中を、にょろにょろと駅の方向へ。
ケータイを見ながら歩いていたので、あと半歩横を歩いていたら、
完全に踏んでいた距離で、でも全然自分も驚く事無くそばを通り過ぎ、
後姿を見ながら、安否を気遣う余裕まで・・・私、神経太くなったなぁと思う。
ヘビを見ると、いい事が起こるって迷信に期待しながら過ごしたこの10日間。
信じるものは救われるのか、本当にプチ幸せ満載だった。
ヘビからの贈り物を忘れないように、今宵、呟いてみたいと思った。
まず、フリマデビュー。
友人の経営している食堂の定休日を利用した地域密着型バザーのお誘い。
フリマ経験のない私は、本当にいらないモノをもって行ってしまい、
「私の本当にいらないモノは、他の人もいらない。」というシンプルな答えを学んだ。
そして、お金儲けじゃなくて、「使ってもらえるならこの服も喜ぶ」っていうスタンスや、
「私も自分で作ったものを販売してみたい!」という5歳の女の子や、
それをサポートするデザイナーのお父さんや、かなりステキなイラストをかく障害者の物販や、本当にステキだと思う友人の周りには、本当にステキな人たちが集まるんだなぁと思った。その一員にすこしなれた気がした私は、とてもハッピーだった。
途中、フリマで集まった100円玉を持って、ランチにいつものネギラーメンを食べに行った。
食べ終わったとき、いつもさらっと払う600円が、その日はとても愛おしく思えて、
支払う前に携帯で撮った。とても不思議な感覚。
ガラクタとはいえ、自分と一緒にいたモノたちを並べて、自分で接客をして、
ちょっと寂しい気もしながらその対価をもらって、そのお金で食べるラーメン。
愛おしくなるのは当たり前だよな!?っていうか、
自営業だったり、アーティストだったり、もちろん会社勤務の人の中にも、
こうゆう感覚を持ちながら、日々生きているのかもしれない。プライスレスなキモチ。
オーナーのキモチや、将来の自分が感じるかもしれないキモチを、
この日は感じさせてくれた気がする。
ありがとう、ウッチー。ありがとう、あのときのヘビ!
のこりの100円玉は、夕食のアボガドバーガーセットと共になくなった。
そして私の手元には2枚の写真が残った。
by cerise_de_vie
| 2010-06-19 22:48
| ツブヤキ。